「アフリカ象密猟の急増は中国人が原因」との西側報道に中国大使館員が猛反発!―中国メディア

Record China    2009年9月9日(水) 21時46分

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7日、米紙ニューヨーク・タイムズがロイター社の報道を引用して伝えたところによると、中国人がアフリカ各地で象牙を買いあさっていることなどが原因でアフリカ象の密猟が増加し、生息数が急減しているという。写真は象牙製品。

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2009年9月7日、米紙ニューヨーク・タイムズがロイター社の報道を引用して伝えたところによると、中国人がアフリカ各地で象牙を買いあさっていることなどが原因でアフリカ象の密猟が増加し、生息数が急減しているという。成都商報が伝えた。

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記事によると、アフリカ象の密猟は1960〜70年代に盛んに行われ、1989年の調査では、アフリカ東部に生息するアフリカ象はわずか1万7000頭に過ぎなかった。その後、象牙の貿易が禁止されアフリカ象の生息数は徐々に回復、現在はケニアだけでも3万8000頭が生息するようになった。しかし、国連が昨年11月、アフリカ各国の要請に基づいて象牙取引の一部を解禁したことによって再び密猟が急増しているという。

ケニアの野生動物保護関連のあるNGO(非政府組織)の責任者は「今年になって半年間で、ケニアだけで100頭以上のアフリカ象が殺された。08年の年間98頭、07年の年間45頭に比べると大幅に増えている」と語る。密猟が増加した原因について、国連による象牙取引の一部解禁以外に、この責任者は「アジアで中産階級が増加するにつれて、象牙などの宝飾品に対するニーズが急増し、一部では高値で取り引きされている。アフリカで就労する中国人が現地で象牙を仕入れて中国で売りさばくだけでなく、一部は密猟者と共に象牙取引を行っている」と語り、「ケニアの象牙購入者の90%は中国人だといううわささえある」とコメントしている。

こうした報道に対し、ケニアの中国大使館報道官は「多くの報道は根拠が示されておらず、憶測の域を出ない」と語り、「ニューヨーク・タイムズもロイターも一部メディアの見方を報道しているに過ぎない」と指摘。「中国人はアフリカ各国において、インフラ建設などで大きな貢献をしていることは間違いない。西側メディアは中国人を色眼鏡で見ることをやめるべきだ」と批判している。(翻訳・編集/HA)

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