Record China 2009年9月8日(火) 16時45分
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09年9月、ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国サッカーの八百長疑惑について報じた。八百長が不当な行為であるのはもちろんだが、あまりにもお粗末なやり方も驚きを呼んでいるという。写真は05年、試合会場に掲げられた八百長根絶を訴える垂れ幕。
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2009年9月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、中国サッカーの八百長疑惑について報じた。八百長が不当な行為であるのはもちろんだが、そのあまりにもお粗末なやり方も驚きを呼んでいるという。
【その他の写真】
以下は同ブログから。
2009年9月、中国サッカーにまたも八百長疑惑が浮上しました。「吊射門」(ループシュート事件)と呼ばれる今回の騒ぎ。なんと自陣ゴールめがけてシュートを打ちまくるという、あまりにも露骨かつお粗末な八百長です。事件後、メディアの批判が殺到しているほか、警察も捜査を開始したと伝えられるなど大変な騒ぎとなっています。
事件が起きたのは9月2日、四川省成都市で行われた中国サッカー甲級リーグ(2部に相当)の四川智谷対青島海利豊の一戦。試合は青島が3対0とリードしていましたが、ラスト5分に奇妙な出来事が。
青島の選手が敵ゴールではなく、自陣ゴールめがけてロングシュート。どうにかGKがキャッチしましたが、この不思議なシュートが3回も続きました。明らかにオウンゴールを狙う動きで、現地観客からは「八百長だ、八百長だ」と叫び声があがり、異様な雰囲気で試合は終了しました。
2部の試合でテレビ中継がなかったのか、ホームビデオのようなもので撮られた荒い映像しか確認できませんでしたが、センターサークル付近から明らかにゴールを狙ったような動きで、不自然きわまりないもの。試合後、チーム経営者は「戦術的なバックパス」と弁明していましたが、とても信用できるものではありません。サッカー協会が徹底的な調査を約束したほか、警察も闇賭博との関わりもあると見て捜査を始めています。
中国サッカーは以前から八百長疑惑がささやかれており、人気凋落の原因になったとも言われています。今回のあまりにも不自然な動きに疑惑が再燃、「他チームにも八百長あり」「サッカー協会もグルだ」などと報道は過熱しています。
あふれかえる関連記事のなかでちょっと笑ってしまったのが、5日付深セン商報。「前半にちょっとしたミスを装って失点でもしておけばこんな騒ぎにはならないだろうに。八百長の技術すらない」と嘆き、この体たらくでは本気で試合しても期待はできないだろうとばっさり切り捨てています。(筆者:chinanews)
■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者のブログ。『21世紀は中国の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中国関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。
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