Record China 2009年9月9日(水) 10時26分
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2009年9月8日、環球時報は記事「韓国大手テレビ局、満州の歴史を奪う」を掲載した。写真は2005年に出版された日中韓3国共通歴史教材「未来をひらく歴史」。三か国の歴史認識には大きなずれがあるなか、共通の歴史教材を作成する試みが進められている。
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2009年9月8日、環球時報は記事「韓国大手テレビ局、満州の歴史を奪う」を掲載した。
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「われわれにとって満州とは失われた国土である。しかし失われてからの時間よりもわれわれと満州がともにあった時間はより長い。」韓国テレビ局・KBSが8月29日夜に放映した歴史番組「満州大探査」の第一部「五大文明・遼河を探る」の冒頭では、このように満州を朝鮮民族の領土と明言している。
同番組は紀元前6000年、黄河文明よりも1000年も早い時期に遼河一帯には文明が栄えており、紀元前3500年前の紅山文化時代には初期国家的な政治体が構成されていたと述べている。遼河文明の特徴は黄河一帯とは異なり、むしろ朝鮮民族の文化と深いつながりがあると主張した。
9月5日放送の第2部「金の太祖・完顔阿骨打は新羅の末裔」は女真族は朝鮮民族の末裔であると主張、古代朝鮮、扶余、高句麗、渤海、金朝、清朝と続く満州を支配した国家は朝鮮民族と深いつながりがあるとして、「満州の歴史は中国の歴史ではない」と結論づけている。
満州を支配した政権は中国の地方国家であるのか、それとも朝鮮民族の歴史に組み入れられるべきものなのか、ここ数年、中国と韓国との「歴史問題」をめぐる議論が繰り返されている。遼寧社会科学院研究員、辺境研究所所長の呂超(リュー・チャオ)氏は「一部の韓国人は歴史をねつ造するのに長けている」と皮肉った。遼河文明は中国文明の起源の一つであり、朝鮮民族は朝鮮半島南部を起源としていると反論している。半島北部に住む者の多くは中国の北方少数民族と混血関係にあるが、そのことをもって中国北部の古代文明を自分の歴史のように言い立てるとは、まさに盗賊の発想だと強く批判している。(翻訳・編集/KT)
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