Record China 2009年9月13日(日) 9時36分
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11日、中国では今世紀末に平均気温が2.2℃から4.2℃上昇すると予想されている。地球温暖化の影響により、異常高温や洪水、干ばつが頻発する可能性も高いという。写真は高温が続いた8月の北京。
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2009年9月11日、中国国家気候センターの羅勇(ルオ・ヨン)副主任はこのほど開かれた気候変動に関するフォーラムの席上、中国の気候変動について国内の科学者が行った最新の研究結果を報告した。これによると今世紀末の中国の平均気温は、20世紀後半の20年間と比べて2.2℃から4.2℃上昇するという。上海紙「新聞晨報」が伝えた。
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中国の温暖化の傾向は地球全体の温暖化傾向と一致しており、この100年間で地表温度は1.1℃上昇している。気候変動は50年間で中国の降水分布を大きく変えた。西部と華南地区の降水量が増加した一方で、華北と東北地区では降水量が減少した。
最新予測によれば、中国の温暖化は今後一段と加速し、2020年には平均気温が20世紀後半の20年間と比べて0.5℃から0.7℃上昇、2050年には1.2℃から2.0℃上昇、今世紀末には2.2℃から4.2℃上昇するとみられており、中国南部より北部、夏秋より冬春の時期の温暖化が顕著になるという。また、異常高温の日が頻繁に発生し、暖冬や酷暑も一段と多くなる。さらに台風や豪雨の影響で洪水が発生する確率が高くなるほか、干ばつ被害も拡大の一途をたどるものと予測している。(翻訳・編集/本郷)
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