中国が経済危機の勝者に=年8%成長を軽々と実現―英紙

Record China    2009年9月18日(金) 19時16分

拡大

2009年9月16日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「“運命の輪”の逆転:西側諸国をしのぐ中国」を掲載した。金融危機後、最大の勝者となったのはまぎれもなく中国だという。写真は浙江省義烏市。

(1 / 4 枚)

2009年9月16日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「“運命の輪”の逆転:西側諸国をしのぐ中国」を掲載した。金融危機後、最大の勝者となったのはまぎれもなく中国だという。

その他の写真

今月、遼寧省大連市で世界経済フォーラム主催の夏季ダボス会議が開催された。席上、ある中国政府高官は「先生方、あなたたちは大きな間違いをした」と言い放ったという。確かに金融危機の後、西側諸国の金融と経済の評価は地に落ち、替わって中国の評価が高まった。今や“運命の輪”は逆転しつつある。

さて中国経済をめぐっては3つの問題があるという。危機からの立ち直りはどうなのか、中国の経済成長は持続的なものか、そして中国の回復は世界経済にどれほどの助けとなるのかという点だ。

まずは第一の設問から。中国の立ち直りは驚くべきもので、8月の工業増価値は12.3%を記録した。背景となっているのは今年3月以来毎月30%ものペースで増加を続けている銀行貸出だという。GDPは第1四半期に6.1%、第2四半期に7.9%、第3四半期はさらに高い数値になるとみられている。年8%成長の目標は十分達成可能との見込みだ。

第二の設問、成長は持続可能かという問いについても答えはイエス。流動性の爆発的な増加は資産インフレの危機を招くが、世界経済がデフレ傾向にあるなかでインフレリスクはほとんどない。また中国の健全な財政にも注目するべきだという。

最後の設問、世界経済にとって中国の回復がどれほどの助けになるかという点について。中国の貿易黒字は確かに減少を続けているものの、世界経済に占める中国経済の比率はわずか8%前後。世界全体を引っ張る役割は期待できないだろうと指摘している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携