<中印>領土問題絡みの対インド融資を阻止、「日本も味方に」?―中国紙

Record China    2009年9月22日(火) 7時27分

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20日、中国紙は、中印が領有権を争っているアルナーチャル・プラデーシュ州への支援を含めた対インド融資をアジア開銀が否決した問題を「中国の勝利」と報じた。写真は04年9月の人民解放軍による軍事演習。周辺諸国の軍関係者らが多数見学した。

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2009年9月20日、中国紙・環球時報は、中国とインドが領有権を争っているアルナーチャル・プラデーシュ州への支援を含めた対インド融資をアジア開発銀行(ADB)が否決した問題について、「中国の抗議の成果が実った勝利」と報じた。

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18日付インド紙インディアン・エクスプレスによれば、6月に行われたADB加盟国による投票では圧倒的多数でインドへの29億ドル(約2670億円)の貸付が認められたが、中国が猛反発。これにより、先月の表決ではインドは欧米諸国の大部分から支持を得たものの、日本やオーストラリア、東南アジア各国が反対したことで、勝利の女神は中国に微笑んだ。インドが3月末に提出した融資申請書には用途の一部に同州の水利プロジェクトが盛り込まれていたため、中国は6月の投票以降、同州がインド領であるとADBが暗に認めたとして、強く抗議していた。

環球時報は、融資が否決されたことは「中国の影響力が強まった証拠」と強調。インドは大きな打撃を被ったはずだがいまだに沈黙したままだとして、「勝利宣言」を行った。(翻訳・編集/NN)

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