タクシーに900万円置き忘れ、ビジネスマン号泣―青島市

Record China    2006年11月4日(土) 2時13分

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タクシーに900万円を置き忘れた李さんが、ラジオ局の助けを得てタクシー運転手と再会、感動の対面に泣き崩れた。

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2006年11月1日の午前11時、山東(さんとう)省青島(ちんたお)市を走る1台のタクシーにアタッシュケースを置き忘れ、そのまま降りてしまった男がいた。彼は出張中のビジネスマン、吉林(きつりん)省延辺(ヤンビエン)朝鮮族自治州に住む李(リー)さん。なんと置き忘れたアタッシュケースの中身は、会社の経費である現金900万円だった。

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これに気付いた李さんは非常に慌てた。降りた時に領収書はもらっておらず、タクシー会社の名前も分からない。街中を行き交うさまざまなタクシーから、自分が乗ってきた1台を見つけるにはどうしたらよいのか。唯一、タクシーの中で運転手が聞いていたラジオ番組を思い出した李さんは、すぐさま放送局に電話をかけた。事情を説明すると、親切な放送局は番組中に臨時ニュースとして呼びかけをしてくれた。

間もなく42歳のベテランタクシー運転手・何(ハー)さんから、ラジオ局に連絡が入った。その忘れ物が手元にあるので、直接李さんに渡したいとのこと。これを聞きつけた大勢の報道陣が、何さんの勤務先である「青島市益青タクシー会社」に駆けつけた。ここで2人は無事再会を果たし、李さんは900万円が入ったアタッシュケースを受け取ると、感動のあまり運転手に抱きついて泣き崩れた。

その後、2人に友情が芽生えたかどうかは定かでない。

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