2009年9月22日、金融危機や新型インフルエンザもなんのその、今年の国慶節（建国記念日、10月1日）の大型連休は延べ2億人の中国人が国内旅行に出かける見込みで、その旅行先として最も人気が高いのは北京だという。中国の旅の専門サイト「網易旅游」が伝えた。

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今年の国慶節連休は中秋節も重なり10月1日から10月8日までの8日間と史上最長。網易旅游と世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の中国版公式サイト「到到網」が合同で行ったネット調査の結果、4515人の回答者のうち24．66％が国慶節旅行の目的地として北京市を選んでトップに。次いで海南省三亜市、雲南省麗江市が選ばれた。

すでにここ数日間、北京市内の天安門広場や万里の長城の八達嶺、北京五輪関連施設の「鳥の巣」や「水立方」などには通常よりも多くの観光客が訪れている。北京市内の各宿泊施設も連休期間中の宿泊予約が昨年より軒並み増加しており、旅行者の申し込み人数が昨年比で50％増を超える旅行会社もあるほど。調査レポートではこの人気ぶりを「北京五輪の余熱がまだ冷めていないことと、建国60周年を北京市で迎えたいとする国民が多いことにある」と分析している。（翻訳・編集/本郷）