<レコチャ広場>守るべき自由と権利を見失っていないか?「国慶節離婚禁止」問題に思う―中国

Record China    2009年9月28日(月) 15時34分

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2009年9月25日、捜狐ブログに「“国慶節離婚禁止”に過敏に反応する必要はない」と題した記事が発表された。写真は9月26日、国慶節を記念して中国各地で挙行された集団結婚式。

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2009年9月25日、捜狐ブログに「“国慶節離婚禁止”に過敏に反応する必要はない」と題した記事が発表された。

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9月、重慶晩報は、重慶市渝中区婚姻登記センターによる来月1日の国慶節(建国記念日)に婚姻のみを受け付け離婚は受け付けないとの決定を報じた。インターネットでは国民の権利の制限ではないかと反発する声が高まっている。

記事は、国慶節の休みはもともと婚姻登記センターは結婚、離婚の申請はともに受け付けられないはず、しかし吉日の入籍を好む中国国民の感情に配慮して残業しているだけで何の問題もないと指摘し、こうしたことにまで自由と権利を振りかざし難癖をつけることは、結局のところ婚姻登記センターで働く人々の自由と権利を傷つけることにつながると述べている。

記事はさらにこの問題から中国社会の問題を読み取っている。中国人はなにかといえば民主と法治の必要性を声高に叫ぶが、そうした権利があるいは他人の正当な権利と自由を束縛した結果得られたものかもしれないということまで考えていないと批判した。中国を代表する作家・魯迅はかつて他人に付和雷同する人々のことを「偽士」と呼んだ。自分の頭で考えることなく、国慶節の離婚受け付け問題を自由と権利という領域にまで拡大して騒ぎ立てる人間はまさしく「偽士」であり、むしろ守るべき価値を傷つける存在であると主張している。(翻訳・編集/KT)

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