狂犬病による死者数、世界ワースト2位=毎年2400人が死亡―中国

Record China    2009年9月28日(月) 11時18分

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2009年9月27日、中国衛生部は報告書「中国狂犬病、予防治療の現状」を発表した。2008年、狂犬病による死者は2466人に上ったという。写真はペット犬へのICチップ埋め込み。

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2009年9月27日、中国衛生部は報告書「中国狂犬病、予防治療の現状」を発表した。2008年、狂犬病による死者は2466人に上ったという。中国新聞網が伝えた。

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近年、中国では毎年2400人以上が狂犬病で命を落としている。インドに次ぐ世界ワースト2位の数字となった。1950年から2008年まで狂犬病による死者数は11万9983人という膨大な数に上る。費用の面からワクチン接種が進まないのが現状だ。

地域別にみると、広西チワン族自治区がワースト1位。以下、貴州省、広東省、湖南省、四川省と続く。農村では90%以上のケースで放し飼いにされているとのデータもあり、被害の拡大につながっている。

世界保健機関(WHO)は2020年までの狂犬病根絶を提唱しているが、中国の目標達成にはなお遠い道程が残されている。一部地域では狂犬病対策として犬の大規模な殺処分も実施されているが、残虐だとの批判も根強い。(翻訳・編集/KT)

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