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29日、中国全土で10月から公開予定の映画「狼災記」(主演:オダギリジョーほか)の衣装デザインを、かつて黒澤明監督の「乱」で日本人女性として初めてアカデミー衣装デザイン賞を受賞したワダ・エミが担当し、話題を呼んでいる。写真は同作の劇中写真。
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2009年9月29日、中国全土で10月2日から公開が予定されている田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督の映画「狼災記」(The Warrior and the Wolf、原作:井上靖、主演:オダギリジョー、マギーQ)の衣装デザインを、かつて黒澤明監督の「乱」(1985年)で日本人女性として初めてアカデミー賞(衣装デザイン賞)を受賞したワダ・エミが担当していることで話題を呼んでいる。新浪娯楽が伝えた。
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ワダ・エミは、「乱」でのアカデミー賞受賞後は海外作品に参加することも多く、香港映画「白髪魔女伝」(93年)、香港・日本の合作映画「宗家の三姉妹」(97年)、チャン・イーモウ(張芸謀)監督の中国映画「HERO」(03年)、同「LOVERS」(04年)なども手がけてきた。「宗家の三姉妹」では香港映画賞衣装デザイン賞を受賞するなど、ワダ・エミはアジア映画業界で「衣装デザインの第一人者」の称号で呼ばれるほどの実力者である。
ワダ・エミが田監督の作品に参加するのは、「呉清源 極みの棋譜(The Go Master)」(07年)に続いて2回目。田監督は「ワダさんの制作する衣装は非常に立体的で、いつも想像力を掻きたてられる。ワダさんの審美眼と知識はすばらしく、まさしく『先生』と呼ぶに相応しい方だ。映画製作の際には、衣装以外にもいろいろな場面でワダさんに意見を求めた」と絶賛する。
マギーQは「ワダさんの衣装を着てみてそのすばらしさに震えが来たわ。何かの魔力を使っているみたい。彼女は超現実的な芸術家の1人、まさしく『生きた伝奇』だわ」と感動の気持ちを表した。さらに「ワダさんは非常に魅力的な人で、細かなことも全てご自分でなさるし、すごく親しみやすい方」と仕事以外でも魅力的な女性であると語った。また、オダギリジョーは「ワダさんとお仕事するのは今回が初めてですが、家族のように接してくれて、ものすごく感動しています」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)
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