2009年10月5日、法制晩報によると、中国初の結婚紹介サービスに関する国家基準「結婚相談所サービス規定」が12月1日から実施されることが明らかになった。

【その他の写真】

この規定は、中国国家標準化管理委員会と全国婚慶婚介標準化技術委員会によってまとめられた。同規定ではまず、結婚相談所の提供するサービス業務の基本原則として、できる限り利用者のニーズに応えることとし、利用者に対し偽の情報を提供しないこと、利用者の情報の安全を保障することなどを定めている。

さらに、結婚相談所の職員に対しては、結婚相談員や心理カウンセラーなど関連資格を持つことを求め、業務に就くまでに心理学やコミュニケーション技術に関する研修を受けることと定めている。

相談所が提供するサービスに関しては、「サービスの内容」「期限」「費用」などを利用者に明確に伝えることとし、「無期限、または成婚までサービスを提供すること」を禁止している。また、結婚相談所は利用者に対し、「身分証明書」「戸籍簿」「学歴証明書」「結婚暦の有無」「離婚証明書」などの提出を求め、確認することとしている。

これらは「標準規定」とされ、罰則などを伴う強制的なものとなるか否かは、監督部門が今後実情に応じ決定するという。（翻訳・編集/HA）