2009年10月3日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「タイが新たなゲームの戦場となった」と題した記事を掲載した。5日付で環球時報が伝えた。

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記事は、米政府が米国国際開発庁（USAID）を通じてタイに資金援助を行うと発表したことを受け、「冷戦時代を思い起こさせる」と指摘した。記事によれば、今回の資金援助は米国の最も重要な東南アジアの盟友が今後も変化する可能性が高いことを示唆するもので、それは米国の外交にとって決して良い結果はもたらさない。

タクシン政権時代のタイは米国との関係強化を図る一方、中国との緊密な関係維持にも努めてきた。記事は、ベトナム戦争当時、タイは米軍にとって共産主義勢力と戦うための重要な拠点だったが、今なおその役割は変わっていないようだと指摘。冷戦時代はとっくに幕を閉じたが、代わりに新たなゲームが幕を開けた、と伝えた。（翻訳・編集/NN）