建国60年だし、国も豊かになったし…今年の大型連休、観光収入が初の1000億元超―中国

Record China    2009年10月8日(木) 22時50分

拡大

5日、建国60周年にあたる中国の大型連休は、金融危機や新型インフルエンザの影響もはね返す大きな盛り上がりを見せ、期間中の観光収入は1000億元を上回ると予測されている。写真は北京の人気観光スポット、五輪競技場。

(1 / 4 枚)

2009年10月5日、国際在線によると、中国の国慶節(建国記念日)と中秋節(中秋の名月)を合わせた大型連休(10月1〜8日の8日間)は「史上最長のゴールデンウィーク」と呼ばれ、金融危機や新型インフルエンザの影響もはね返す大きな盛り上がりを見せた。

その他の写真

今回の連休は中国の建国60周年にあたり、首都・北京ではイベントが目白押しで、観光客も例年と比べ大幅に増加。天安門地区国慶黄金週指揮部によると、今月2〜3日で同市の天安門広場を訪れた観光客は150万人にのぼったという。また、他都市から連休を利用してハネムーンに訪れる新婚夫婦や、集団結婚式の開催も多く見られた。北京市旅游局の張慧光(ジャン・フイグアン)局長は今回の連休について「例年とは異なる特別な連休となった」と話している。

北京以外の都市でも観光市場は大きな盛り上がりを見せた。チベット自治区旅游局によれば、10月1〜3日の3日間でチベットを訪れた国内外観光客はのべ11万人。新疆ウイグル自治区にも「農家楽」と呼ばれる農家ステイが人気を呼び、普段の2倍の観光客が訪れるなど活気を見せた。また、浙江省杭州市では連休に合わせた割引クーポン券5万枚が効果を発揮したほか、青島市や上海市など多くの都市で観光客が大幅に増加したという。

中国旅游研究院が発表した試算では、連休期間中の国内旅行における観光客数はのべ2億人を超え、前年同期比13%増。観光収入も1000億元(約1兆3000億円)を超え、同25%増。また、海外旅行へ向かった観光客数はのべ600万人に達すると推定されている。中国国際旅行社(CITS)によると、最も人気だったのは欧州路線で、米国や日本がこれに続いた。米ウォルト・ディズニー社アジア太平洋地区総監によると、米本国のディズニーランドでは中華料理のレストランを設置するなど、中国人観光客招致に力を注いでいるという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携