Record China 2009年10月8日(木) 12時56分
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6日、在日中国人のブロガー・唐辛子(ハンドルネーム)さんは「日本企業の驚くべき経費節約術」というタイトルで、不況にあえぐ日本企業の経費節約術を自身の身近な例や週刊誌に掲載された例を挙げて紹介した。資料写真。
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2009年10月6日、在日中国人のブロガー・唐辛子(ハンドルネーム)さんは「日本企業の驚くべき経費節約術」というタイトルで、不況にあえぐ日本企業の経費節約術を、自身の身近な実例や週刊誌に掲載された例を挙げて紹介した。
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唐辛子さんによると、日本は現在不景気の真っ只中にあり、かつては見られなかったような経費節約が行われているという。以下は唐辛子さんが挙げた例。
唐辛子さんの先輩がテレビ番組に出演した際、以前ならばお昼には必ず弁当が支給されたが、現在は経費削減のため弁当がカットされ、担当者の「申し訳ありません。ご苦労様でした」の言葉だけに変更されている。
「世界500強企業」にランクインするような大企業でも給料のカットだけでなく、出張の削減を余儀なくされ、これまで現地(海外を含む)で行っていた技術指導なども、電話やメールで対応するケースが増えた。
また、週刊誌に掲載された「節約術」について、唐辛子さんは「見識を新たにした」と紹介する。以下はその事例。
1.節電・消灯キャンペーン
節電と健康維持をお題目に、社員に対しエレベーターでなく、階段の利用を勧める。消灯については、時間厳守で社内全ての電灯を消す会社が存在するだけでなく、消灯する蛍光灯の数を月ごとに増やし、社員の目を暗さに慣れさせて節電しているという涙ぐましい例もある。
2.環境保護キャンペーン
社長が環境保護と節電を目的に事務所内のエアコンの利用を制限した結果、暑さで社員が上着を脱いだり、ネクタイをはずしたり、訪問客にはとても見せられないような状態になってしまった。そのため、入り口に「見張り」を配置し、訪問客があった場合には通報させ、社員はその都度身なりを整えるという対策を採っている。
3.節水キャンペーン
社内のトイレのタンク貯水量を「小」にしか対応できないように調節し、社員には「大」は昼休みに外で用を足すように勧める。また、ある会社では、トイレに「節水のため『大』の使用はお断り」と社長直筆の張り紙を張っている。
こうした事例に、唐辛子さんは「日本人は生真面目に規則を守るので、気軽にトイレにもいけない」と同情し、「日本でサラリーマンを務めるのは本当に大変ね〜」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)
●唐辛子
「スイートでホット」なキャラクターの在日中国人女性。小学生の子供を持つ母親でもある。自身の目とファインダーを通じて見た日本の姿を画像と文で記録するブログ「辛子IN日本」を展開している。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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