電子書籍、3G普及で中国が最大市場となるか―中国

Record China    2009年10月9日(金) 16時54分

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7日、中国が世界最大の電子書籍市場になる可能性があるとの記事が、投資情報サイト「SeekingAlpha.com」に掲載された。資料写真。

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2009年10月7日付の新浪科学技術によると、投資情報サイト・SeekingAlpha.comに、「中国が世界最大の電子書籍市場になる可能性がある」との記事が掲載された。

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記事によれば、欧米では電子書籍市場が成長著しい。中国の移動通信3大キャリアもそれぞれ、3Gサービスの正式スタートに際して電子書籍のサービスも開始する予定だ。欧米市場ではすでに、通販サイト大手・Amazonが販売する電子書籍リーダー「Kindle」が盛況で、中国でも今後、同様の製品が普及していくと見られている。

また、中国の国内電子機器メーカー・漢王科技も携帯キャリア・中国移動(チャイナ・モバイル)と契約を結ぶなど、電子書籍リーダーの販売を強化。中国移動が採用する3G方式(TD-SCDMA)に対応するワイヤレス接続を実現する。同社製品は2010年には200万台、2011年には500万台を販売するとの予測もあり、その国内市場に占めるシェアは、現在の米国における電子書籍リーダー全市場を上まわる勢いになることが予想されている。

ある業界アナリストは、中国の電子書籍市場の見通しはきわめて良好だと指摘。2010年までに中国市場が世界の20%を占めると予測し、いずれは世界最大の市場に成長する可能性が高いとしている。国内通信キャリアとしては、中国移動(チャイナ・モバイル)がコンテンツ・設備の両面で突出しており、この分野でトップに立つ成功を収めると推測している。しかし、このほどアップル社製・iPhoneの独占販売権を取得した中国聯通(チャイナ・ユニコム)も、関連商品で参入してくる可能性がある。さらに、前出のAmazonやソニーなど国外企業製品の参入については「漢字(中国語)閲覧機能をカバーする」という問題点や、海賊版への対抗策を講じるといった点をクリアしないことには、その実現は難しいとしている。(翻訳・編集/岡田)

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