北朝鮮に対する影響力、「かつてないほどの高まり」か―中国

Record China    2009年10月10日(土) 3時21分

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5日、韓国紙は「金正日は中国側の援助を急ぎ必要としている?」と題した記事で、北朝鮮に対する中国の影響力がこれまでになく高まっていると報じた。写真は昨年9月、北朝鮮の建国60周年を記念して北京で開かれた「北朝鮮美術展」。

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2009年10月5日、韓国紙・朝鮮日報は「金正日は中国側の援助を急ぎ必要としている?」と題した記事で、北朝鮮に対する中国の影響力がこれまでになく高まっていると報じた。7日付で新華網が伝えた。

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記事は、国際社会の視線は中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相を自ら出迎えた金正日(キム・ジョンイル)総書記の「選択」に注がれていると指摘した。温首相を空港まで出迎えた北朝鮮側の顔ぶれを見ると、中国側要人の今回の訪朝をどれほど重視しているかが見てとれる。金総書記がこれほど温首相を厚遇するのは、北朝鮮の核問題に対する国際社会の圧力が強まる中、北朝鮮が「唯一頼れるのは中国」であることを再認識したことによるものだろう。

韓国政府関係者は、「米国は北朝鮮との接触の意思を表明しているが、細かな前提条件を付け、なかなか実現させようとしない。こうした状況下、北朝鮮の立場を反映し、弁護してくれるのは中国だけだ、と北朝鮮は痛感したのだろう」と話している。また、事情に詳しい外交筋は「一部の中国上層部は、北朝鮮を支援し続けることを負担に思っている。北朝鮮側もこのことを良く理解しており、危機感を感じている」と語った。

6か国協議の議長国である中国は、「6か国協議を通じて北朝鮮の核問題を解決する」ことにこだわっている。韓国政府筋は「北朝鮮は何度も『6か国協議の終結』を表明しているが、金総書記の口からそれを覆すことは可能だ。だが、もし金総書記自ら『6か国協議の終結』を宣言すれば、北朝鮮の核問題は長期の膠着状態に陥ることを意味する」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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