Record China 2009年10月10日(土) 15時52分
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7日、中国人の目線で日本のリアルを伝えるブログ「辛子IN日本」は、「日本の運動会とオリンピック精神」というタイトルの記事を掲載した。写真は福岡の小学校の運動会。
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2009年10月7日、中国人の目線で日本のリアルを伝えるブログ「辛子IN日本」は、「日本の運動会とオリンピック精神」というタイトルの記事を掲載した。
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毎年10月になると、全国各地の幼稚園や小学校で運動会が開催される。唐辛子(ハンドルネーム)さんは、小学生の子どもを持つ日本在住の中国人ブロガー。写真を交えながら、その運動会に参加した感想をつづっている。
同ブログによれば、運動会の開催1週間前には、学校側から保護者あてにカラフルな運動会プログラムが配布されたそうだ。同プログラムには、入場順序や時間、学年の詳細だけでなく、会場の道順や保護者席の案内なども記載されており、「日本人の細かさには、感心するばかり」だったという。
日本の運動会は、全員参加が基本。個人競技はなく、すべての競技が団体形式で行われ、それを通じて団結力や団体精神が示される。足の不自由な児童も、先生の助けを借りて徒競走に参加したようだ。一生懸命に走る姿に、会場から熱い声援が送られたという。
より速く、より高く、より強く――。言わずと知れたオリンピックのスローガンだ。同ブログは「人類がさらに上を目指してきた歴史がここにある。しかし、人そのものが重要なのではない。重要なのは、自分たちが何を創り出せるのか、だ」としたうえで、近代オリンピックの提唱者ピエール・ド・クーベルタン男爵の言葉を引用し「誰もが個人の能力に応じたスポーツを行い、そのなかで得た経験を自分の生活に生かすべき」と主張。
「オリンピックは、参加することに意義がある」の名言で有名な同男爵。「スポーツは、人類の不平等を解消することができる」が持論だった。「言い換えれば、オリンピック精神の本質は、協同主義・協同価値にある。オリンピック競技は、こうした価値のうえで、心と体を鍛えることにある。オリンピックが商業化する現在、日本の運動会からは純粋なオリンピック精神を感じることができる」と同ブログはまとめている。(翻訳・編集/SN)
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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