Record China 2009年10月16日(金) 19時5分
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14日、中国の最高学府と言われる名門・清華大学を卒業しながらその後仏門に下り、陝西省の小さな寺院で26人もの孤児を養っている尼僧の姿が紹介された。
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2009年10月14日、中国の最高学府といわれる名門・清華大学を卒業しながらその後仏門に下り、陝西省の小さな寺院で26人もの孤児を養っている尼僧の姿が紹介された。華商報の報道。
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智宏(ジーホン)法師はかつて、清華大学で哲学を専攻するエリート学生だった。しかし、「哲学に私の求める答えはない」と感じ、卒業後の95年に仏門へ下る。その後、中国の中西部・秦嶺山脈にある仏教の聖地・終南山麓の小さな寺院で仏の道を歩むことを決心した。
今から8年前のある日、智宏法師は寺院の入り口に捨てられている7〜8歳の女児にめぐりあう。女児は重い病気を患っており、その後も両親が迎えに来ることはなかった。彼女は女児を引き取り、仏にちなんだ「徳道(ダーダオ)」という名をつけ、仏教系の学校へ通わせるようになった。
その後、寺院の門前に子供を捨てていくケースがあとを絶たなくなった。これまでに保護した児童は女児24人、男児2人にのぼる。そのほとんどが病気に苦しんでおり、中には生後数日の嬰児も含まれていた。さらに、障害を克服するために4〜6万元(約53〜80万円)もの費用をかけて手術を受けた女児もいる。26人のうち21人は仏教系の学校に通い、質素な仏門での生活を好んでいるという。
寺院内には小さな自家菜園があり、慎ましいながらも重要な生活源となっている。子供たちの生活費や治療費の一部としても充てているが、智宏法師の夢でもある新寺院建設の費用にまではとても回すことができない状況だ。しかし、「苦しんでいる子供たちを見たら、見過ごすことなんてできない。それができずして念仏を唱えても、それに何の意味があるかしら?」と、智宏法師は静かに語った。(翻訳・編集/愛玉)
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