「室内の空気は外気より汚い」と認識すべき=汚染源多く、換気は必須―中国

Record China    2009年10月20日(火) 14時28分

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18日、環境汚染というと、自動車の排気ガスや工場排水などが思い起こされるが、住宅内など身近なところにも汚染は広がっているという。写真は光触媒を使用してホルムアルデヒド対策を行う北京のメーカー。

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2009年10月18日、環境汚染というと、自動車の排ガスや工場排水などが思い起こされるが、住宅内など身近なところにも汚染は広がっているという。網易探索が伝えた。

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中国の農村の居住環境は近年大幅に改善されつつあるが、調理や暖房には現在も石炭が多く使われており、薪を焚く家庭も少なくない。そのため屋内には煙が充満し、人体に有害な浮遊状粒子物質が漂う。住人は始終、この汚染された空気を吸い込むことになる。

都市部でも石炭を使う家庭は依然として少なくない。旧式のコンロで石炭を燃料として使用していると、不完全燃焼などにより一酸化炭素や揮発性物質による人体への悪影響が懸念されている。また、ガスや液化ガスを使用する家庭でも、換気が悪ければ一酸化炭素が室内に滞留する危険なケースもある。

近代化にともない住居の機密性が高まったことのほか、コンクリートの使用や内装材の変化により、住空間でのホルムアルデヒドの検出量は増える一方となっており、一般家庭のキッチンに蔓延する一酸化炭素や浮遊状粒子物質は工業地帯の4倍以上、農村部の住居では大気基準の700倍にものぼる有害物質が検出されるとする統計データもあるという。

さらに、人体の呼気も室内の空気を汚す一因となっている。また、テレビやパソコン、電子レンジなどさまざまな家電製品から放出される電磁波も人体の中枢神経に悪影響を及ぼす。「室内の空気は室外よりも汚れている」との認識を持つべきだ。

専門家は、最も効果的な対策は「窓を開けて換気を十分に行うことだ」とし、キッチンには必ず換気扇を取つけ、寝室などでは空気清浄機を使用することも効果が認められると話している。(翻訳・編集/岡田)

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