2009年10月21日、シンガポールの華字紙・聯合早報（電子版）によると、村ぐるみで古着のヤミ取引に精を出す広東省陸富市の村が中国中央テレビ（CCTV）の経済番組で報道されたことがきっかけで地元当局が本格的な取り締まりに乗り出したところ、1日で50トン分の衣類ゴミが押収された。

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こうした衣類ゴミはほとんどが密輸品。簡単な加工を施した後、全国各地に転売される。中国では80年代末ころから行われてきた闇ビジネスだ。同市碣石鎮では十数年にわたり、1万以上の世帯が衣類ゴミのヤミ取引に従事。年間1億着以上を売り上げる村の大事な基幹産業となっている。

CCTVの経済番組「経済半個小時」での報道がきっかけで地元当局が同鎮に対する取り締まりを実施したところ、1日で50トン分の衣類ゴミを押収した。記事はヤミ取引が今まで横行していた原因を「当局による取り締まりが甘かったせい」としたが、こうした取り締まりは一時的なもので、ヤミ取引自体を根絶するのは難しいとも指摘した。（翻訳・編集/NN）