中国がアフガン再建の主役に?タリバンとの衝突避け投資者として賢く立ち回る―米メディア

Record China    2009年10月24日(土) 18時5分

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21日、「中国はアフガニスタンの未来における役割を担う」と題した記事を米メディアが掲載、中国は投資によって賢くアフガニスタン再建の受益者になろうとしている、と指摘した。写真は安徽省博物館で開かれた「アフガン戦地国際撮影展」。

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2009年10月23日、環球時報によると、米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)・ウェブサイトは21日、「中国はアフガニスタンの未来における(重要な)役割を担う」と題した記事を掲載、アフガン問題において、米国が中国を含むアフガニスタンの隣国の支持を取り付けるために動いているなか、中国はアフガニスタンの最大の投資者になろうとしていると指摘した。

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同記事によれば、中ア国境から西は「ワハーン回廊」と呼ばれる細長い山地で、古代シルクロードの一部分だったが、この道が近い将来再び中国から中央アジア、そしてさらに遠方への貿易路となるのではないか、とみる人々もいるという。

米国はかつて中国に対し、このワハーン回廊を米軍への補給線に加えるよう要請したが、中国側はまだこれに回答しておらず、来月オバマ米大統領の初めての訪中の際に再びこのことに言及することになる、とカート・キャンベル米国務副長官が発言している。

中国人民大学の国際関係問題の専門家・金燦栄(ジン・ツァンロン)氏は、「中国のタリバンへの態度は非常に矛盾している」と指摘する。金氏は、「中国はタリバンがアフガニスタンで最多の人口を占めるパシュトゥーン人との関係が密接だとして、これに厳しい態度をとろうとしない」と指摘し、「中国は国際社会によるアフガニスタン再建事業において一定の役割を果たしたいと願っているようにみえる」と分析している。そして、それは主に投資という方法によるだろうと同氏はみる。

07年、中国国営企業・中国冶金建設集団公司はすでにアフガニスタンの銅鉱床開発権を競争入札しており、米国が血を流しているアフガニスタンで、中国は経済利益を得ているとの批判も広がっている。(翻訳・編集/津野尾)

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