中国の環境汚染に商機、水処理分野に外国企業が参入―米紙

Record China    2009年11月2日(月) 9時0分

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10月27日、ニューヨーク・タイムズは外国企業にとって中国の環境ビジネス市場の中では水資源分野のチャンスが最も大きいと紹介した。写真は廃水で汚染された南京の川。

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2009年10月27日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国の水に対するニーズは多くのチャンスを提供する」と題した記事を掲載し、外国企業にとって中国の環境ビジネス市場の中では、水資源分野に対するチャンスが最も大きいと紹介した。28日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、中国は、奇跡的な経済発展の代償として、大気や土壌、水資源などに深刻な汚染を受けた。このため中国政府は現在、より厳格な環境保護法規の制定を目指しており、特に水資源と汚水処理に関する分野について重要視しているという。

一方、米国のある環境関連企業の責任者は「中国は浄化技術に対して他の国よりも豊富な資金を準備しているが、このことはあまり知られていない」と語り、中国の環境ビジネス市場が狙い目であることを明らかにした。

また、カナダ・トロントに本社を置く水処理企業Omazo Venturesは今年の夏、上海のホテルチェーンと中国全土1000か所のホテルに浄水設備を提供する契約を取り交わした。同社の責任者は「ホテルは客室だけでなく、プール、レストランなど水に対するニーズが非常に旺盛な業態。ホテル産業が著しいスピードで発展する中国市場は重点中の重点」と今後に更なる期待を表明している。

汚水処理に関して、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の関連会社GE水処理及工芸過程処理公司の責任者は「中国では現在、廃水の30〜40%が処理されているに過ぎない。一方、中国政府は2013年までにすべての廃水を循環利用する目標を立てており、目標達成のためには廃水再利用技術がポイントとなる」と語り、浄水技術が比較的低水準の中国で、同社が果たす役割が大きいことを示した。(翻訳・編集/HA)

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