ワニ脱走騒動、地元政府が「見つけたら食べてよし」の通達―海南省

Record China    2009年10月30日(金) 16時5分

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30日、海南省で養殖場からワニが逃げ出す事件が相次ぎ、万寧市ではこのほど、現地政府が住民に対し、「ワニは見つけ次第殺してよい」「死んだワニは引き渡さず、食べてもよい」と通達。地元住民の力を借りて一刻も早く問題を解決したい姿勢を示した。資料写真。

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2009年10月30日、同日付の海南網によると、中国南部の海南省ではこのところ、養殖場からワニが逃げ出す“事件”が相次ぎ、観光で有名な同省が繁殖した個体があふれる「ワニ天国」になってしまうのではないかと懸念する声も上がっている。住民に危険が及ぶ心配もあり、今月中旬にワニが養殖場から逃げ出したことが分かった万寧市ではこのほど、現地政府が住民に対し、「ワニは見つけ次第殺してよい」「死んだワニは引き渡さず、食べてもよい」と通達。地元住民の力を借りて一刻も早く問題を解決したい姿勢を示した。

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報道によると、同省万寧市長豊鎮のダムにあるワニ養殖場では今月21日までに、囲いが破れたことが原因で46匹が逃げ出した。このうちの一部は地元住民が見つけて殺したが、依然、18匹が逃走中とみられる。この養殖場では皮をとる目的でワニ7500匹超を飼っている。

市政府では逃げ出したワニをできるだけ早く捕獲するには行政と養殖業者の力だけでは不十分だと判断し、住民に対して、「捕獲した場合は1匹200元で買い取る」と発表。同時に、「ワニを見つけ、殺した場合、死んだワニは自ら処理できる」、つまり「食べてもよい」と表明した。中国南部ではワニは食材として人気がある。(翻訳・編集/東亜通信)

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