2009年10月31日、2010年中国経済展望フォーラムに参加した国務院発展研究センターの廬中原（ルー・ジョンユエン）副主任は、「他国と比べ中国の消費は成長が遅い」との主張は誤ったものであると批判した。中国新聞網が伝えた。

【その他の写真】

今年第3四半期までの統計によると、消費は17％もの急成長を遂げた。GDPの成長率7．7％と比較しても大幅に上回っている。一部では「貧困国と比べても中国人の消費レベルは低い」と指摘されているが、実際には工業化と都市化の急成長段階にあるため投資が突出し、消費の成長が遅いように見えるだけだと指摘している。

同副主任によると中国国民の消費構造は発展を続けており、現在では10万元（約133万円）、100万元（約1330万円）の消費品にも手が届くようになり、「温飽」（衣食が満ち足りる）段階から「小康」（ある程度裕福）な段階に移行したという。（翻訳・編集/KT）