肌の色が極端に違う双子「白黒姉妹」が誕生―遼寧省瀋陽市

2006年11月6日、遼寧（りょうねい）省瀋陽（しんよう）市和平（フーピン）区のあるお宅を、レコードチャイナのカメラマンが訪れた。出迎えてくれたのはまだ生後10か月に満たない2人の赤ちゃん。ご主人の劉（リウ）さんと奥さんの姚（ヤオ）さんの間に今年1月12日に誕生した、かわいい双子の赤ちゃんだ。しかし生まれた双子が両親をびっくりさせたのは、長女の肌は色黒で、次女は色白だったこと。一見双子にみえないほどの色の差だった。

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このような、双子でありながら肌の色が異なるという事例は世界に幾つかみられ、例えばアフリカ移民の母と白人の父を持つ境遇の男女に子どもが出来た場合、祖母方の遺伝子を引き継ぐ子と、祖父方の遺伝子を引き継ぐ子の2卵性双生児が生まれることがあるという。その確率は100万分の1といわれている。

瀋陽市第5人民病院産婦人科医師の孟麗娟（メンリージュアン）さんは、この双子の赤ちゃんもこれらの事例に基づく2卵性双生児、つまり2つの卵子が同時に受精し、2つの受精卵が形成された結果だと説明した。胎児はそれぞれの胎盤で成長するので、一般的な双子と違い、性別、血液型、顔つきなどが違ってくるという。

この双子の赤ちゃんがそれぞれの個性を伸ばし、健やかに成長していくことを、劉さん夫妻は楽しみにしている。