Record China 2009年11月4日(水) 11時1分
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1日、中国で残り2匹のみとなったシャンハイハナスッポンが中国紙で紹介された。写真は08年5月、長沙動物園から蘇州動物園への“嫁入り”の準備をするメスのシャンハイハナスッポン。
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2009年11月1日、中国紙・広州日報は、中国で残り2匹のみとなったシャンハイハナスッポンについて紹介した。
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シャンハイハナスッポンはもともと、長江下流や太湖付近に多く生息していたが、食用のための乱獲や生態系の破壊により、72年以降、中国で野生の個体は発見されていない。現在は100歳を超えるオスと80歳を超えるメスが1匹ずつ動物園で飼育されており、国家一級保護動物に指定されている。
国際野生生物保護協会(WCS)の呂順清(リュー・シュンチン)氏によれば、シャンハイハナスッポンは1873年、英国の学者が上海で発見し、新種と認定されたが、中国では90年代に入るまで普通のスッポンと同じように食用にされてきた。93年に蘇州科技学院の趙肯堂(ジャオ・ケンタン)教授が初めて「シャンハイハナスッポン」と命名し、保護を訴えたが、その頃には国内にわずかな個体しか残っていなかった。
オスとメスは高齢ではあるが生殖能力は失っていないという。別々の動物園で飼育されていたが、08年から繁殖のため同じ動物園で暮らしており、自然繁殖の期待も高まっている。(翻訳・編集/NN)
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