Record China 2009年11月4日(水) 19時44分
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3日、中国の著名教育家が“ウソ”のまかり通っている小中学校の作文教育を批判し、子供たちにより正しい価値観を身につけさせることが重要だと訴えた。写真は北京の小学校。
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2009年11月2日、著名教育家の陶西平(タオ・シーピン)氏が小中学校で行われている作文教育を批判した。学校の授業で子どもは「ウソを覚えてしまう」のだという。3日付で長江日報が伝えた。
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陶氏は武漢で講演を行った際、ある大学で外国人教師が生徒たちの書いた英語の作文を見て驚いたと話す。陶氏によると、「すべての生徒があっという間に作文を書き上げたが、それは小学生の頃から同じような内容の作文を書いてきたからだ」という。その教師は母親について書かれた作文を読み、「この子たちの母親は同じ人なのか?」と訝しんだ。なぜならどの生徒が書いた作文も、非の打ち所のない似たような母親ばかりだったからだ。現在の学校教育で子どもは「母親はみな善良である」と教えられており、誰もが作文にそうした“理想的な母親”像を書くことに疑問すら抱かない。
陶氏は若手人気作家・韓寒(ハン・ハン)の「人生で最初につくウソは作文だ」という言葉を想起させると述べ、子供たちにより正しい価値観を身につけさせることが教育の場で重視されるべきだと指摘、現在の教育内容を批判した。(翻訳・編集/岡田)
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