審査機能なし!私立大学4校が閉校、千人近い中国人留学生が行き場失う―豪州

Record China    2009年11月9日(月) 8時19分

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5日、オーストラリアの私立大学4校が破産により閉校、留学生2000人余りが「中途退学」の憂き目にあった。写真は上海で開催された留学フェア。

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2009年11月5日、オーストラリアの私立大学4校が破産により閉校、留学生2000人余りが「中途退学」の憂き目にあった。7日付で広州日報が伝えた。

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閉校したのはシドニーとメルボルンにある「メリディアン・インターナショナル・ホテルスクール」4校で、現在破産手続きに入っている。各校には合計3400人の学生が在籍しており、その多くはアジアからの留学生で、うち1000人近くが中国人で占められている。彼らの多くは16〜20歳と若く、毎週360豪ドル(約3万円)を学校側に支払っていた。

これまでも、オーストラリアの一部大学は留学生に学位認定や移民ビザ手続きの便宜を図ることで報酬を得ていたと報じられていた。ロイター社の報道によると、オーストラリアで学ぶ留学生は毎年オーストラリア政府に130億豪ドル(約1兆700億円)をもたらし、その額は石油や石炭の輸出額に次ぐという。

豪紙「The Australian」によると、未確定情報ながらも同校は07年、上海の企業によりその株式を買収されたものの、金融危機の影響で上海企業による資金投入が滞っていたという。

オーストラリア教育連盟のアンジェロ・ガブリトス理事長は、「私立大学の破産事例は増加している」「現在の審査機関には私立大学の財政状況をチェックする機能がない」などと述べている。(翻訳・編集/中原)

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