中国企業と提携する欧州企業、中国式商談術の体得が成功の鍵―オーストリア紙

Record China    2009年11月10日(火) 13時31分

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7日、中国企業と提携しようとする欧州企業にとって最大の障害は、貿易パートナーとのコミュニケーションだとオーストリア紙が指摘した。写真は世界中からの企業が集まった広州国際交易会。

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2009年11月9日、環球時報によると、オーストリア紙「Wiener Zeitung」は7日、中国企業と提携しようとする欧州企業にとって最大の障害は、取引相手とのコミュニケーションだと指摘した。

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同記事は両国の商習慣の違いを紹介、これが誤解を生む土壌となっていると指摘した。ある欧州企業の代表数名が中国に飛び商談を行った際、彼らはすぐに本題を切り出したという。このとき中国側の代表は困惑の表情を見せ、「是」(「はい」の意)を繰り返すだけで、具体的な質問もほとんどしなかった。

ミュンヘンで中国のビジネス慣習を教えている中国人・ユエン氏によると、中国人が発する「はい」には3種類あり、そのうち1種類だけが「はい、あなたに同意します」という意味だという。中国人の「はい」は、「ノー」と受け止めよということだ。同氏によると、中国人は、すでに相手に否定あるいは拒絶された事柄を再びもちだすことがよくある。だから、欧州人の「ノー」を中国人は言葉通りに受け入れないこともあるという。

コミュニケーションにおけるもうひとつの障害は、話題の順序だ。欧州人は最も重要な話題から始める。それに対して中国人は少しずつ本題に近づくようにもっていく。中国人の目には、目的があからさまな欧州人は粗野に映るという。

欧州人が中国での商談で成功するには、正式な商談の前に、警戒する相手の心を開く雰囲気をつくりだすことだ。まずはお世辞から入り、世間話に花を咲かせる。それでいて相手に付け入る隙を与えないこと。そして、中国人は商談を戦場と思っていることを肝に銘じよ。(翻訳・編集/津野尾)

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