Record China 2009年11月10日(火) 17時18分
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09年11月、国内総生産(GDP)に代わり国民生活の水準を図る尺度「幸福指数」だが、中国では、地方官僚の新たな業績作りに利用され、さまざまな問題をはらんでいるという。写真は中国の人々。
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2009年11月、学習時報に「幸福指数」に関する記事が掲載された。国内総生産(GDP)に代わり国民生活の水準を図る尺度「幸福指数」だが、地方官僚の新たな業績作りに利用され、さまざまな問題をはらんでいるという。9日、中国新聞網が伝えた。
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中国の地方官僚は過酷な出世レースに勝ち抜くための業績作りに追われている。業績の中でも最も数値化しやすいGDPが評価の中心となるため、環境汚染など住民に悪影響があっても経済成長に突き進んでしまうという悪弊が指摘されていた。
こうした中、注目されているのが「幸福指数」。住民の生活満足度など複数の指標から総合的な評価を下そうという試みだ。ところがこの「幸福指数」を無理やりアップさせようと画策する官僚も少なくないという。いかに現在の生活が恵まれているか宣伝しアンケートを操作しようとするのは序の口で、結果も出ないうちからこの地域は「幸福天国だ」「幸福100%都市だ」と喧伝する官僚もあったとか。
同記事は操作された「幸福指数」は官僚の幸福を示すものであり、住民の幸福ではないと批判し、一般市民の生活を本当の意味で向上させることが求められていると訴えた。(翻訳・編集/KT)
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