2009年11月、旅行情報サイトを運営する台北ナビ（本社：台北市）は10月2日から初の台湾「婚活」ツアー（1泊2日）を地元のインペリアルホテル（華国大飯店）と共同で主催した。

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台湾では日本女性に対するイメージが良く、日本の女性タレントのファンも多い。昨年台湾でナンバー1のヒットを飛ばし日本でも公開される映画「海角七号」では主演の日本人女優・田中千絵が多いに注目されたばかり。このため、ツアーの発表後、テレビのニュース番組や新聞紙面で紹介され、報道を見た地元男性から同ホテルへ問い合わせが殺到する騒ぎもあったほど、「すさまじい反響」（台北ナビ）を呼んだ。インターネット上でも同ツアーについて「討論」が繰り広げられたほどだったという。

参加者は男女13人ずつ。2日午後に日本から台北に到着した女性陣はホテルで体調を整え、万全の体制で3日の本番に備えた。女性参加者は、「真剣に出会いを求めている」（同）という20代後半〜30代半ばで、台湾の男性アイドルグループ飛輪海のファンや、台湾に興味を持ち何度も旅行で来ている台湾好きで、サイトでツアーについて知り応募してきたという。

中秋節に当たるツアー当日は、「初めての企画でもあり、参加者に配慮して、万全を期した」（同）ということで、メディアの取材はシャットアウト。

午前9時からホテルのボールルームで歓迎会とゲーム形式の自己紹介を済ませた後、都市の守護神である城隍廟にて、運命の赤い糸を司る「月下老人」に恋のお願い。その100年の歴史を誇る老舗茶屋・有記名茶で、中国茶を飲みながら懇談。日本側も台湾好きの集まりだけに多くが中国語でコミュニケーションをとっていた。ランチも中華レストランで丸テーブルを囲み、和気あいあいと小籠包をつまんだ。

午後は台湾名物のエビ釣り、名産のパイナップルケーキ有名店での手作り体験と、男女がカップルになって行う機会が盛りだくさん。手作り体験では、焼き上がりまでの間に古い台湾の結婚衣装を着るサービスがあり何組かが記念撮影をしていたという。

最後に、ホテルへ戻ってセミフォーマルに着換えたあと中華ブッフェを楽しみながら打ち上げパーティ。そして夜9時には自由行動となったが、主催者によると、この日のイベント後は「ほぼ全員が一緒にホテルのバーでお酒を酌み交わし、それぞれ気に入った人もできた」とか。その後も連絡を取り合っている人が多く、再来台を予定している女性もいるそうで「ツアーは大成功だった」としている。このため、来春に向けて第2弾のツアーを企画中とのこと。（文章：NK）