Record China 2009年11月15日(日) 18時40分
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10日、ロイター通信は「中国は衛星の打ち上げと引き換えに商品と影響力を得ている」と題した記事で、天然資源とのバーター取引や政治的影響力の行使に利用している中国独自の衛星ビジネスの活用方法を紹介した。写真は中国の酒泉衛星発射センター。
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2009年11月10日、ロイター通信は「中国は衛星の打ち上げと引き換えに商品と影響力を得ている」と題した記事で、天然資源とのバーター取引や政治的影響力の行使に利用している中国独自の衛星ビジネスの活用方法を紹介した。11日付で環球時報が伝えた。
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衛星打ち上げビジネスを展開する世界でも数少ない企業の1つ、アリアンスペース社のアジア地区責任者は、「中国は過去3か月に、パキスタン、ラオス、ボリビアと衛星の製造と打ち上げに関する契約を締結した」と話す。また、今年初めには、ナイジェリアとも衛星打ち上げの契約を締結したという。
同氏は、中国の衛星ビジネスには他国と異なる部分があると指摘する。「衛星の購入が困難な国々に対してはバーター取引を採用し、当該国が持つ原料などの天然資源と交換したり、政治的な影響力を行使している」と語る。
米国が中国に対する機密技術の移転を制限しているため、中国はより有利な条件で衛星打ち上げビジネスを展開できない環境にあるものの、同氏は「中国のコストは欧米の4分の3である」とその強みを認めている。しかし一方で、「品質的にはまだ差があり、これからも欧米の優位性は続くだろう」と自信を見せている。(翻訳・編集/HA)
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