人工降雪で2度目の大雪? 市民からは再び怒りの声―北京市

Record China    2009年11月12日(木) 16時47分

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11日、豪紙は人工降雪による2度目の大雪により北京が再び大混乱に陥っていると報じた。写真は10日、2度目の大雪に見舞われた北京。

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2009年11月11日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは仏AFP通信の報道を引用し、「中国で天候操作に対する議論が起きている」と題した記事で、人工降雪による2度目の大雪により北京が再び大混乱に陥っていると報じた。12日付で環球時報が伝えた。

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北京では1日、人工降雪により過去22年で最も早い初雪が降ったが、10日も再び一面の銀世界となった。国家気象センターは、今後3日間にわたり更なる降雪があると予報している。市内では1万5000人の作業員を動員して除雪作業にあたっているが、多くの道路は依然通行が不便な状態にあり、隣の河北省や山西省に通じる高速道路は完全に通行止めの状態だ。

市当局は人工降雪について、「干ばつ対策」と説明するが、突然の大雪に2度も見舞われ、航空便の遅延や交通渋滞、休校などさまざまな不便を強いられた市民からは「計画があるのなら、せめて事前に知らせるべきだ」と抗議の声が相次いでいる。

北京のエンジニア、趙安(ジャオ・アン)氏は、10日に市内の道路にまかれた融雪剤は5500t以上に上り、「建物の鉄骨を腐食する可能性がある」と指摘する。当局の統計によれば、05年には融雪剤の使用が原因で北京市内の樹木1万本が枯れ、20万平方メートルの草原が消滅している。(翻訳・編集/NN)

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