中国製品あふれても…、なぜ世界に浸透しない「国のイメージ」―地元メディア

Record China    2009年11月14日(土) 7時46分

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12日、中国メディアは、中国のイメージは実際には中国人が考えているようなものとはかけ離れているとする記事を掲載した。写真は河南省の農家。収穫されたトウモロコシを前に、女性が中国国旗と泥人形を披露した。

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2009年11月12日、長江商報は、中国のイメージは実際には中国人が考えているようなものとはかけ離れているとする記事を掲載した。国のイメージを形作る要素が中国にはまだ不足しているのかもしれないと分析している。

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北京のメディア関係者である筆者の同僚が東南アジアを訪れた際、中国製品は目にするものの、他に中国を感じられるものはなく、街にあふれる広告も日本や韓国のものばかりだった。現地の人と話しても中国は自分が思っていたほど注目されているわけではなかった。ちょうど建国60周年の壮大な軍事パレードを見たばかりだったこともあり、余計ショックに感じたという。

記事は、国のイメージは決して商品によって形作られるわけではなく、道徳観や価値観で形成されると指摘する。それが他国から認められて初めて国のイメージが形成されるようになり、例え小国であっても、世界中から認められる国は存在している。

かつての大国はその強大な国力によって他国へ影響力を及ぼしたが、今はそうした時代ではなく、「道徳の影響力がなく強大なだけの国家は恐れられ、認められたり尊重されることはない」と記事は指摘し、中国がこれからどう見られるかは自信やプライドを備えた道徳観、価値観を確立できるかによるだろうと締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)

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