容赦ない干ばつに池がカラカラ 夏に続き秋も―安徽省合肥市

2006年11月8日、安徽（あんき）省合肥（がっぴ）市の農村部では、池がからからに乾いてひび割れた光景が見られる。地元住民の話によると、9月中旬から現在に至るまで、安徽省全省の平均降雨量が、去年の6割ほどと少ないためだ。今年の夏、中国各地でひどい干ばつが起きたが、この地域では秋にも同じことが起こり、周辺の淮北（わいほく）地区にも拡大している。

【その他の写真】

このため安徽省の安慶（あんけい）市丘陵地区では、人や家畜のための飲み水さえ手に入れるのが困難な状況となっている。安慶市内でも、5万3000人の飲み水供給が問題となっている。36の学校と一部の水道会社は、消防車が運んで来る水を頼りにしているほど、状況は深刻である。

天気予報によると、これからしばらくの間安徽省に多量の降雨はなく、淮北地区や安慶市の干ばつはすぐには改善されない見通しが強い。