<ネパール>「もう一つのアフガンになる」続く政情不安と中印の思惑―香港紙

Record China    2009年11月21日(土) 21時24分

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18日、香港紙・アジア時報は混迷が続くネパール情勢について報じた。ネパール共産党統一毛沢東主義派(以下、毛派)のバブラム・バッタライ氏は「ネパールはもう一つのアフガニスタンになる」と発言したという。写真はネパールの首都・カトマンズ。

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2009年11月18日、香港紙・アジア時報は混迷が続くネパール情勢について報じた。ネパール共産党統一毛沢東主義派(以下、毛派)のバブラム・バッタライ氏は「ネパールはもう一つのアフガニスタンになる」と発言したという。19日、新華網が伝えた。

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昨年、連立政権を組み与党となった毛派だが、毛派兵士と国軍の統合をめぐり連立は瓦解、わずか8か月で下野することとなった。その後、反政府の抗議行動を繰り返してきたが、今月中旬には3万人を動員し、首都カトマンズの首相府など官庁街を包囲する騒ぎを起こした。

このネパール問題にインドと中国も関心を示している。チベットと隣接するネパールの政情不安は中国にとっても見逃せない事態。現在では毛派による統治の可能性を摸索しているとも伝えられる。先月には毛派のプラチャンダ元首相が中国を訪問した。

もともと毛派を支援していたインドだが、毛派と中国の接近に神経を尖らせている。不気味なのが「インドはコントロール可能な混乱を望んでいる」とのある専門家の分析。一方の中国は「投資に有利な安全と安定を目指している」という。(翻訳・編集/KT)

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