エイズによる死者、累計で約5万人に―中国

Record China    2009年11月26日(木) 15時36分

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24日、中国の今年10月までのエイズ感染者が31万9877人に上り、うち発症者は10万2323人、死者は4万9845人であることがわかった。写真は湖北省のエイズ研究施設。

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2009年11月24日、中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長はエイズに関する最新の統計を発表した。これによると、中国の今年10月までの累計感染者は31万9877人に及んでおり、うち発症者は10万2323人、死者は4万9845人だった。中国新聞社が伝えた。

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陳部長は「第5回中国エイズ予防国際合作プロジェクト経験交流会」において、「特定の地域や人々の間でエイズは流行段階に入っており、一般の人々に感染する可能性が出てきている。状況は軽視できず、予防に力を入れなければならない」と語った。

中国衛生部と国連エイズ合同計画(UNAIDS)、世界保健機関(WHO)が中国国内のエイズの流行状況に対して行った調査によると、2009年末までに中国のエイズ感染者と発症者は合計約74万人、うち発症者が10万5000人になると見られる。また、2009年に新たに見つかった感染者数は4万8000人になる。

陳部長はさらに、エイズの予防問題は社会の安定や経済発展戦略に関わる問題として政府の重要な議題になっていると説明。「政府はエイズ予防に2003年の3億9000万元(約50億7000万元)から昨年は9億9400万元(約129億2200万円)に増額して投入、地方財政も1億元(約13億円)足らずから6億元(約78億円)への増額が見られた」と語った。

「第5回中国エイズ予防国際合作プロジェクト経験交流会」には、UNAIDS、WHO、ユニセフなど国連機関やゲイツ基金、クリントン基金などのNGO団体、中国各地の専門機関などの代表者合計400人が参加した。(翻訳・編集/小坂)

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