Record China 2009年12月3日(木) 16時12分
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11月29日、シンガポール紙はコーヒー文化がお茶の国・中国で盛り上がり始めていると紹介した。写真は湖南省長沙市の移動式コーヒーショップ。
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2009年11月29日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは「コーヒーが湯気を立てて中国に進出」と題した記事を掲載し、経済発展に伴い、コーヒー文化がお茶の国・中国で盛り上がり始めていると紹介した。30日付で環球時報が伝えた。
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ロンドンに本部を置く国際コーヒー機関(ICO)のデータによると、コーヒー消費量の世界平均の伸び率は約2%であるにもかかわらず、中国では毎年15%の驚くべきスピードで増加している。中国ではこれまでコーヒーを飲む習慣があまり無かったため、基準となる年度の消費量が少なかったことが要因のひとつで、例えば中国では毎年一人当たりコーヒーを約3杯飲むが、米国では同500〜700杯で、普及程度の差は歴然としている。
しかし、中国でもコーヒーを飲む習慣やコーヒー文化が着実に根付いてきていることは明らかで、10年前に中国に進出した国際的なブランドのコーヒーショップは現在390店にまで拡大している。北京のあるビジネスマンは「静かで落ち着けるので商談には最適な場所」と語る。また、若者には読書をしたり、友達とおしゃべりしたりする場所としても人気があるという。
コーヒーショップを開店した中国人オーナーは「欧米人はブラック・を好むようだが、中国人には苦くて人気が無い。ここではカプチーノやカフェ・ラテが受けている」と語り、「欧米人はモーニング・コーヒーをよく飲むが、中国人は午後または夜に目覚ましとして飲む人が多い」と習慣の違いなどを紹介した。
中国では現在コーヒー1杯の値段は20〜30元(約250〜380円)で、庶民にとってはやや高い。あるコーヒーファンは「中国でもっと流行させたいなら、値段を下げることがポイント」と語っている。(翻訳・編集/HA)
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