2009年12月1日、韓国聯合ニュースは、北朝鮮で先月30日からデノミメーション（通貨の呼称単位の切り下げ）が実施され、闇市場での両替が殺到した人民元やドルが暴騰したと報じた。黒龍江省のニュースサイト・東北網が伝えた。

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記事は、今回のデノミ実施は短期的にみればインフレ抑制に効果を発揮するが、長期的にみれば北朝鮮経済の停滞を深刻化させることになると指摘。だが、具体的な影響が見られるのは3〜4か月後になるとの見方を示した。

また、韓国のYTNテレビによれば、デノミの実施は中朝貿易にも影響を及ぼしており、その最大の物流拠点である北朝鮮との国境の町、遼寧省丹東市では、ほぼ全ての取引が停止されている。中朝貿易の決済はほとんどがドルか人民元建てで行われているが、北朝鮮当局による新たな為替レートに関する通知は今のところないという。（翻訳・編集/NN）