中国人が関心持つのは中国だけ!?英語教師が抱える葛藤―独メディア

Record China    2009年12月7日(月) 20時0分

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2日、中国の教壇で英語を教えた経験のあるドイツ人教師のコラムをドイツ誌が掲載、中国人は中国にしか関心がないとの感想を紹介した。写真は北京市で行われた外国語学習のイベント。

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2009年12月2日、独誌デア・シュピーゲル(Der Spiegle)は、中国の教壇で英語を教えた経験のあるドイツ人教師のコラムを掲載、中国人は中国にしか関心がないとの感想を紹介した。4日付で環球時報が伝えた。

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「他の国のことを話しても、中国人学生の反応はいつも同じ。質問が飛ぶこともなく、活気もまるでなかった」と同教師は振り返る。無反応な学生を前にして、イライラした日もあったというが、「中国は開放的な国ではないし、他国と比べて情報も少ない。外国語を教える中国人教師も、その国に行ったことがあるわけでない」と自らを納得させている。

中国人学生からしてみれば、慣れない外国の教授法に戸惑いも多かったのかもしれない。身近なものをテーマにした授業では、委縮することもなく、むしろ積極的だった。「火鍋(中国式の寄せ鍋料理)に色んな食材を入れる」をテーマに、「カリフラワーは何色?」「イカは何本足?」と質問すると、「白!」「8本!」とすぐに答えが返ってきたという。

英語教師として教壇に立ったのは6週間ほど。最後の週まで、テーマ選びには苦労した。「冬休みには何をする予定?」と聞いてみたものの、答えはどれも「寝る」「宿題をする」など似たり寄ったり。しかし「中国のきれいな場所が知りたいが、どこに行ったらいい?」との質問には、学生たちはすぐさま反応した。「中国人学生にとって、どの国よりも中国が美しいのでしょう」と同教師はまとめている。(翻訳・編集/SN)

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