連れ去られる無許可犬と悲しむ飼い主(2)―浙江省杭州市

Record China    2006年11月12日(日) 23時28分

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狂犬病による死亡者数が増加の一途をたどっているため、飼育許可のないイヌに対して取り締まりが強化されている。自分のペット犬を連れて行かないように懇願する女性。

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2006年11月3日、浙江(せっこう)省杭州(こうしゅう)市で行われた無許可犬と野良イヌに対する取り締まりで、許可なく3匹のイヌを飼っていた女性が都市管理機関によってイヌを手放すよう説得を受けた。3時間後、警官からも説得された女性は、ついに愛犬を管理機関の職員の手にゆだねることになった。

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中国各地でペットがブームとなり、イヌの輸入頭数が急増する中、狂犬病による死亡者数やイヌに襲われる事故もまた急増している。狂犬病は潜伏期間を経て発病すると、100%死亡する恐ろしい病気。深刻な問題となっているこれらの被害を防ぐため、中国でイヌを飼うためには許可が必要だ。都市部では大型犬を飼うことができず、また中・小型犬でも大きさに応じて毎年一定の金額を納入し、予防接種が義務付けられている。日本では徹底した予防接種によって狂犬病は見られないが、中国で予防接種を受けているペット犬はまだ少数派だ。つまり、大抵の人が許可なく飼っていることになる。

無許可のイヌは連れ去られた後、処分される運命にある。狂犬病の撲滅のためにはやむをえないのかもしれないが、ペットを失い嘆く人を見るのは、なんとも悲しい気がするものだ。

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