北朝鮮デノミが与える影響とは=貿易低迷の可能性も―中国メディア

Record China    2009年12月8日(火) 11時22分

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2009年12月6日、人民網は北朝鮮のデノミ問題について報じた。中国企業は80%が人民元で決済しているため直接的な影響は大きくはないものの、北朝鮮経済自体に与える悪影響から輸出が低迷する可能性もあるという。写真は北朝鮮会寧市を訪れる中国人観光客。

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2009年12月6日、人民網は北朝鮮のデノミ問題について報じた。中国企業は80%が人民元で決済しているため、デノミの直接的な影響は大きくはないものの、北朝鮮経済自体に与える悪影響から輸出が低迷する可能性もあるという。

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11月30日、北朝鮮は通貨の額面を100分の1に切り下げるデノミネーション(通貨単位の切り下げ)を実施した。交換額の上限が設定されていたこともあり、北朝鮮経済は大きな混乱に陥っていると伝えられる。

中朝国境の街・遼寧省丹東市ではすでに北朝鮮向けに日用品を輸出するトラックの台数が減少するなど影響が見て取れる。中国企業の保有する北朝鮮ウォンの扱いが問題となるが、貿易の80%は人民元で決済されていることから大きな問題はないという。ただしデノミが北朝鮮経済に混乱をもたらす可能性が高いことから、今後半年程度にわたり貿易が冷え込む可能性も指摘されている。

また中国人観光客の北朝鮮旅行も現地の支払いは人民元で行っていることから直接的な影響はない。12月10日から1月にかけ観光客の受け入れが一時中止されるが、例年のことでありデノミの影響ではないという。(翻訳・編集/KT)

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