「笑い」からストレス解消、600人の「笑い」の会―重慶市

Record China    2006年11月13日(月) 15時29分

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重慶市で600人もの市民が集まり、「笑い」の大会が開催された。参加者たちは声をあげて笑い、日頃の悩みやストレスを忘れた。

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2006年11月11日の午前9時ごろ、重慶(じゅうけい)市にある文化宮で、600人もの市民が集まり初の「笑え笑え大会」が開催された。この大会は、その名の通り参加者全員が大きな声をあげて「笑う」ため のもの。会場には、80歳のおじいさんから20代の若者まで、さまざまな年代の人が参加し、楽しそうな笑い声をあげていた。参加者たちは、「笑って、笑え笑え…、みんなそろって楽しく笑って、ハッ、ハハハッ…」というテーマソングを全員で合唱したほか、京劇役者や漫才師なども登場して会場を盛り上げ、大爆笑がわき起こった。参加者たちはこの日の正午過ぎまで思う存分笑って踊り、満面の笑みをたたえながら名残惜しそうに会場を後にしていた。

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今回の大会をプロデュースした鍾運湘(チョンユンシャン)さんは、「笑いには悩みや悲しみなど日々のストレスを解消する効果がある」と説明する。鍾さんは、半年前に40年間をともにした愛妻を亡くして以来、その悲しみからうつうつとした毎日を過ごしてきたが、深セン市にある「笑いのクラブ」に参加したことで、楽しく過ごせるようになった。そこには鍾さんのように悲しみや悩みを抱えた人々が集まり、一緒に声を上げて笑うことでストレスを発散し、新しい友人を作ることで新しい世界も広がり、生活にハリが出るという効果もあった。この経験から、鍾さんは今回の大会を思いついたという。

ストレスに対する笑いの効果は、医学的な面からも証明されている。人間が日常生活のなかで感じるストレスとして、最も高い順から、配偶者の死、離婚、別居、結婚、失業、転職などがあげられている(時事通信社『家庭の医学』より)。ストレスを解消するためには、十分な睡眠とバランスのとれた食生活のほか、日常生活を忘れる気晴らしも重要で、心から笑うことでリラックス効果がもたらされるという。

鍾さんは最後に、レコードチャイナの記者を通じて、「現代社会において、ストレスから苦痛を感じる生活を送っている人は多いでしょう。しかし笑うことは、心を晴れやかにする最高の薬です。日本のみなさんも、最高のリラックス方法である「笑い」を、私たちと一緒にためしてみませんか」と笑顔でメッセージを送った。

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