Record China 2009年12月11日(金) 6時33分
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9日、中国東部の住民は西部より肺がんになる確率が高いと報じられた。一般家庭や工場で大量に燃やされる有機燃料や石炭が主因だと指摘されている。写真は江蘇省南京市の炭団(たどん)工場。
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2009年12月9日、英ロイター通信は、中国東部の住民は西部より肺がんになる確率が高いと報じた。一般家庭や工場で大量に燃やされる有機燃料や石炭が主な原因だと指摘している。中国経済網が伝えた。
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カナダ環境省の空気の質を専門とする研究者と中国の科学者が共同で行った研究結果によって明らかになった。報告によると、工場や一般家庭で石油や石炭が燃やされる際、発がん性物質である多環芳香族炭化水素(PAH)が大気中に放出される。中国では、一部の家庭でクリーンエネルギーが使われるようになっているものの、いまだ70%を超える家庭が風通しの悪い環境で石炭や薪、家畜のフンなどの有機燃料を燃やして調理したり、暖をとったりしており、これが深刻な室内汚染を引き起こしている。
報告によれば、中国東部のPAH濃度は西部より高かった。特に華北平原(黄河下流域に広がる平原)、四川盆地および貴州省の一部地域が最も高かった。これら地域は中国の陸地面積のわずか12%を占めるのみだが、有機燃料使用量の48%、工業用石炭使用量の66%を占めているという。(翻訳・編集/NN)
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