「犯人の遠足か?」村人の物議を醸したお引越し(1)―河南省鄭州市

Record China    2006年11月13日(月) 16時46分

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この日鄭州市金水区留置場の受刑者86人が、厳重な管理のもとで新しい留置場へと送られた。

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2006年11月10日の早朝、河南(かなん)省鄭州(ていしゅう)市のある辺ぴな通りに、2台のバスと8台のパトカーがやって来て、武装警官たちが下り立った。彼らが入って行った鉄門のそばにある看板には、「鄭州市金水区留置場」と書かれている。今日は約45年の長きにわたってここにあった留置場の、引越しの日なのである。

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しばらくすると警官らの指示のもと、2列に並んだ受刑者たちが出てきた。女性警官が2名の名前を読み上げると彼らは大きな声で返事をし、待機していた男性警官が2人に対して持ち込み禁止品がないかの検査を行った。確認後、警官は彼らに手錠をかけ、また別の警官が彼らを大型乗用車の前に連れて行った。大型乗用車前に待機していた4人目の警官は、再び犯人の番号を確認し、この2人をバスの指定された席に乗せた。そして同じ流れで次の2人の名前が読み上げられた。

同じことを43回繰り返した末、86人の受刑者はやっと全員が2台のバスにおさまった。警官の一部は同じバスに、一部はパトカーに乗り込んだ。午前7時30分、バスはパトカーに先導され、ゆっくりと出発した。周辺の住民は事情が分からないので「犯人も遠足に行くのだろうか?」などとのどかな議論をしている。今回安全を確報するために、鄭州市金水公安局は外部に情報を漏らさず、この引越しを挙行したのだ。

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