水降り注ぐ炭鉱での、命を危険にさらす重労働―安徽省淮北市

Record China    2006年11月13日(月) 22時3分

拡大

中国ではエネルギー不足を受け、各地の炭鉱で大勢の作業員が働いている。整わない設備や安全面での配慮の足りない情況で起こる、ガス爆発のニュースが絶えない。この炭鉱も、大量に水が出る危険な状態の中、作業員はいつ崩れるとも分からない穴を掘り続けている。

(1 / 13 枚)

2006年11月11日、安徽(あんき)省淮北(わいほく)市の恒源(ホンユエン)炭鉱会社の作業員11人は、地下100mの場所で毎日仕事に励んでいる。この炭鉱は地質条件がかなり複雑で、坑内には岩盤の裂け目から水が入り込み、1日あたり19立方メートルの勢いで注ぎ込んでいる。しかし作業員たちはさまざまな困難を乗り越えて坑道を掘り続け、毎日3mの速度で進んでいるという。

その他の写真

以上は中国のあるニュース記事を翻訳したものだ。このような記事を読むと、レコードチャイナのスタッフはみんな悲しくなる。近年急激な経済発展をとげている中国では、エネルギーが不足しその値段が高騰している。利益を求め、日々多くの作業員が炭鉱の地下で働いている。

しかし仕事に効率を求める時、安全面については忘れられがちだ。中国では、炭鉱の爆発事故や浸水事故がとても頻繁に起きている。聞くところによると、炭鉱爆発事故で出る死亡者は、毎年平均6000人にも上るという。利益よりも何よりも、人間の命が一番大切なもの。作業員の安全について、ぜひもっと考えてもらいたいものだ。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携