大足の石刻

Record China    2006年5月8日(月) 0時9分

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大足の石刻(重慶市、1999、世界文化遺産)

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重慶市大足県にある「大足石刻」は、649年に最初に切り拓かれ、唐朝末期、五代、宋代に次々と造られ、明清代(14〜19世紀)まで石刻の数は増加を続け、最終的には巨大な規模に至った。中国の石刻芸術の精華として、末期の中国石窟芸術を代表する中国三大石窟である「雲こう石窟」「龍門石窟」「莫高窟」と同じくらいに有名である。この大足石刻も、芸術的価値や規模において、中国三大石窟と比べても遜色がない。

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大足は石刻の故郷として、域内に40を越える石刻があり、そのうち彫像は5万体余りに達する。その中で最も有名で、規模が最大のものは、「宝頂山」と「北山」の二ヵ所である。これら二つの山は、全国の重要文化保護財に指定され、唐朝末期以降の石窟芸術の代表作である。

「北山」の石刻の彫像の数は万を数える。ここの石刻は892年から250年をかけて造られたという。これらの彫像の特徴は、彫刻が繊細で、まるで生きているように見えることだ。なかでも、観音像や文殊菩薩像は傑作といわれている。

「宝頂山」には31組の石刻が500mにわたって並んでいる。とりわけ、農村の牧歌的な生活をリアルに刻んだ《牧牛道場》が最も精彩を放っている。

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