Record China 2009年12月17日(木) 19時16分
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16日、唐代の有名な詩人、王勃が詠んだ「秋日登洪府滕王閣餞別序」(滕王閣序)の「日本版」は、唐の時代に書き写されたものにほぼ間違いないことが分かった。相違が指摘された「中国版」の方は後から直された可能性が高いという。写真は滕王閣内にある「滕王閣序」。
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2009年12月16日、唐代の有名な詩人、王勃(おう・ぼつ、650年―676年)が詠んだ「秋日登洪府滕王閣餞別序」(滕王閣序)の「日本版」は、唐の時代に書き写されたものにほぼ間違いないことが分かった。相違が指摘された「中国版」の方は、後から直された可能性が高いという。人民日報が伝えた。
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9日に江西省南昌市で開催された「江西省滕王閣(とうおうかく)文化促進会」の設立式で、「滕王閣序」には「日本版」があり、「中国版」と4分の1ほどの相違があることが報告されていた。同会の陳紅(チェン・ホン)会長によれば、「日本版」は707年に写本されたもので、現存する最古のものとされている。一方、「中国版」の方は20以上の文字が通常と異なる書き方をされており、「唐の則天武后が後から手を加えたことが、明らかに見てとれる」と話した。
「落霞与孤鶩斉飛、秋水共長天一色」(落霞、孤鶩と齊しく飛び、秋水長天と共に一色)―は「滕王閣序」の中でも特に有名な一節だが、「日本版」はこの中の「鶩」(=あひる)が「霧」となっている。専門家の間でも、「落霞」(=夕焼け)、「秋水」(=秋の川)、「長天」(=空)がいずれも自然のものであるのに対し、「鶩」だけが生き物であるのは不自然だと指摘された。
このため、「日本版」の方がより原文に近いと考える方が自然であるとする見方が有力になっている。(翻訳・編集/NN)
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