すべてはタイトルに始まった!ユーミンとともに聖子を育てた伝説のプロデューサーが語る―スター誕生秘話

Record China    2009年12月25日(金) 11時51分

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09年12月、松田聖子を発掘し育て上げた伝説のプロデューサー若松宗雄氏はこのほどインタビューに応じ、「大スター・松田聖子」誕生の秘話、そしていま彼女に通じる「生理的な感性」を感じさせる存在に中国でめぐり合った喜びを語った。

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2009年12月、松田聖子を発掘し育て上げた伝説のプロデューサー若松宗雄氏はこのほどピュアボイスミュージックのインタビューに応じ、「大スター・松田聖子」誕生の秘話、そして彼女に通じる「生理的な感性」を感じさせる中国人歌手の存在にめぐり合った喜びを語った。

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若松氏によると、聖子を最初に知ったのは1978年、CBS・ソニー主催のオーディションでのことだった。デモテープだけ百数十本を聴き続けていた彼の耳に、「エーッこれは半端じゃないないな−!!!」と飛び込んできたのが彼女の「スーッと美しく伸びる透明な歌声」だった。「品性・知性・哀愁などいろんな天才的資質」が絡まっていたと感動の思い出を振り返る。でもこの時、周囲にデモテープを聴かせてみてもあまり芳しい反応はなかったという。

その後聖子は、父親の大反対や所属プロダクション探し難航という障害を乗り越えて、1980年4月に『裸足の季節』でデビュー。大ヒットを重ねる中で結婚したが、そこから復帰させたのも若松氏だった。結婚をはさんで『青い珊瑚礁』『白いパラソル』『風立ちぬ』『赤いスイートピー』『渚のバルコニー』と大ヒットを続ける中で、聖子のイメージ作りのため、タイトルはほとんど若松氏が決めた。そのタイトルを基に、呉田軽穂(ユーミン)、その夫・松任谷正隆、山口百恵の曲も手がけた大村雅朗ら音楽界の天才たちの協力を得てヒットを量産して行ったという。

そんな若松氏が「この子は大化けするんじゃないか」といま注目しているのが中国浙江省出身のJade Yin(ジェイド・イン)という女性歌手。美声だけではなく、「聖子と同じ品性・知性という資質」が天性の才能を感じたポイントだ。

インターネット上でのプライベート音源の公開から注目されたJadeはこれまで、CDをインターネットサイトで直接販売するという、日本の音楽シーンの中国人アーティストとしては珍しい手法を使って認知度を上げてきた。彼女が歌う「仰げば尊し」はサイトの無料サンプルダウンロードで2万6000ダウンロードを記録、YouTubeで紹介されている同曲の動画再生も2万3000回に上っている。その実績を受けてこのほど、すでに3枚を重ねたCDに加えて若松氏が選んだ曲で構成するミニアルバム「Jade Yin☆若松宗雄コレクション」を制作。若松氏は「これをキッカケに日本の音楽ファンにJade Yinが広く認知されていくと私もうれしい」と語っている。(情報提供:ピュアボイスミュージック /編集:kinta)

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